うれしかった

今日　素直に感動したことがありました。

今年の6月上旬　県内でスポーツ大会がありました。

私は　運動部の顧問として数人の生徒を引率いて大会に出たのですが、

そのなかで1名、無断で大会を欠席した男の子がいました。

彼は　私担当の授業などはなく、担当学年でもなかったので

部活以外で校内で会うこともなく、部活のみの接触でした。


彼が来なくなったのは　大会１週間前ほどから。


部活も授業もペアで行動していた相方に　理由きいても

「さぁ？しらねーー」としか返ってこず、


あぁ～うちにありがちの･･･よくドロンしてしまうパターンになったか（－－；　という感じ。

連絡をつけて「おいでね」といっても、その気配もなく、

大会も出てこなかった。という感じでした。

しかし　そのとき彼のなかで

色々な問題が起きていたというのをカミングアウトしてきたのは

大会終わってしばらく経ってからのことです。



大会がおわれば部活は解散なので　前述のような理由で彼と接することは０％になり

学校に出ていなかったというのは　私にまで伝わるのに時間がかかっていました。


彼のなかでの問題が解決した後も　なかなか学校に出てこれず

最近　やっとでてこられる形に。



そして今日、私は数ヶ月ぶりに彼と話す機会がありました。


今日は学校行事のため、全員で設営等をやっていて体育館で作業。

そのとき　彼が並べるイスを抱えて私の隣にやってきたのです。



「先生、ごめん。　俺　大会出なくて･･･」


　私はビックリしました。

彼にとって　6月以降　

授業にでなかったことや、大会を休んだことが後悔していたと言いました。


私が「いいよ～来年また　出ればいいじゃん？！ｗ」というと


「来年も先生が顧問かな？･･･だったらまた俺部活入るから、やろうね」

　まっすぐ私をみて言う彼の言葉は　とても素直に感じ取れました。


この数ヶ月間の間でわずかでも

私に謝りたいと　片隅にでも考えていてくれていたのかと思うと

すごく嬉しかった。


彼は、そんな会話をしたあとは　まるで何もなかったかのように

イス並べをし、また友達と騒ぎあっていたけれど･･･


人として　素直に嬉しい瞬間でした。